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多発性硬化症のリハビリにVRトレーニング
ポイントは、従来の理学療法との組合せ

多発性硬化症は、脳や脊髄、視神経のあちらこちらに病巣ができ(脱髄)、様々な症状(感覚の障害・運動や歩行の障害・眼の障害・排尿や排便、性機能の障害・精神症状)が現れるようになる病気です。多くの場合、症状が出る「再発」と、症状が治まる「寛解」を繰り返します。患者数は世界で約250万人(欧米で比較的多い)日本では、約13,000人で、年々増加傾向にあると言われています。運動や歩行、認知機能の改善にリハビリテーションが有効ですが、遠方である等の理由で参加できない場合やリハビリテーションへのモチベーションを持つことが難しい場合もあります。
 最新の研究で、VRを活用することの有効性が明らかになってきました。研究者の一人である医師でカリフォルニア大学ロサンゼルス校の神経学教授Barbara S Giesser氏は、「VRトレーニングは有効だが、VRトレーニング単独では、従来の理学療法プログラムと比べ明らかに優れているというわけではない。むしろ、従来の理学療法プログラムと組み合わせることで効果が高まる。」と述べています。Giesser氏の研究グループ以外にも複数の研究グループからもVRトレーニングの有効性を示す定量的なデータが発表されています。Giesser氏はVRトレーニングの更なるメリットとして、①自宅など医療機関以外でも活用でき、VR機器があれば一人でトレーニングできること、②VRトレーニングはゲーム性があり楽しいので、従来の理学療法に比べ、患者のモチベーションが高まること、を挙げています。今後の研究で、VRトレーニングと理学療法の効果を最適化するプロトコールの開発が待たれます。
 私が特に重要と考えるのは、「VRと従来の方法との組合せ」というアプローチです。VRの没入感を加えることで、従来の治療やリハビリに新たな価値が生まれる…。医療において、今私たちが手にしている多くの手法の効果を一挙に底上げできるということです。BiPSEEは「VRとの組合せの妙」を促進する触媒の機能も果たしていきます。

https://www.neurologyadvisor.com/topics/multiple-sclerosis/exploring-the-benefits-of-virtual-reality-rehabilitation-in-multiple-sclerosis/?fbclid=IwAR23fdP8anOCiRDTGZtIytoXQZjeXTWgSI8aQ6VPJLqypfgDoSJ3hOcc4NU

 

[補足資料]
多発性硬化症
http://www.nanbyou.or.jp/entry/3806

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