Return to site

VR×遠隔医療
医療ニーズが満たされない地域の医師と患者に、米国トップレベルの医療のエッセンスを届ける

医師夫婦が立ち上げたNPO Health4TheWorld(補足資料参照)の活動に関する報告です。夫はスタンフォード大学のスタッフ・ドクター(老年学・緩和医療医師)、妻はUCSFの准教授(脳・神経専門の放射線医。ブータンやミャンマー、カメルーン等、22か国の医師と患者に対し、主に脳梗塞・脳出血に関する治療やリハビリのツールを提供しています。患者向けのツールは、失語となった場合のコミュニケーションツールや、社会的孤立やうつを予防するチャットボット等、細やかな工夫が凝らされています。
 私が注目するのは2点。まずVRサービスの一つ「麻痺した部分の筋肉を動かそうと強く思うことを促す」コンテンツです。これは、ヒトが特定の筋肉を動かすことができるのは、まず動かそうと強く思うことで脳から運動ニューロンを介して筋肉に神経信号が伝達され、関節などの筋骨格系が動く、という知見を利用したものです。強く念じるコツをつかむことで、リハビリの効果を最大化することを意図したものです。これは、CYBERDYNE㈱のロボットスーツHAL®の着眼点と同じです。
 2点目は、コンテンツ制作の姿勢です。情報の受け手である国々は発展途上国であることから通信インフラが脆弱な地域も少なくありません。「通信速度に制限があっても視聴に問題ないVRコンテンツ」という制約の中でも優れたコンテンツの制作は可能であることを示しています。
 Health4TheWorldの拠点があるパロアルトは、スタンフォード大学とサンフランシスコの中間にあり、シリコンバレーで成功した人々が住む、豊かでリベラルな地域です。トランプ政権誕生以来、変質したと言われる米国社会にあって、米国本来の理想を実現する力を如実に感じることが出来、清々しい気持ちになりました。

https://www.bizjournals.com/sanfrancisco/news/2018/07/03/husband-and-wife-team-is-using-vr-and-telemedicine.html?fbclid=IwAR026W6qciG-xK3g8lI3JSPEaLjAA5b5WM9pgUVLZLqIs2W9_twDpKdTiWY

 

[補足資料]
Health4TheWorld
https://health4theworld.org/

All Posts
×

Almost done…

We just sent you an email. Please click the link in the email to confirm your subscription!

OKSubscriptions powered by Strikingly